カップルでの同棲、新婚、引っ越しなど、ベッドは大きな家具なので、生活が変わるタイミングで新調し、数年または10年単位で長く使うことになる家具です。
特にベッドフレームは壊れたりでもしない限りは特に長い付き合いになりますし、頻繁に買い替えたりもしないでしょう。
フレームもマットレスも大型家具で、自治体によって処分するのに費用も掛かるため、よく吟味して下調べしてから選びたいものでもあります。
なんとなく新婚だからとダブルベッドを買ってしまったり、なんとなく便利そうだからとシングルベッドを買ってしまったり、今住んでいるお部屋に置けるからと後先考えずにキングサイズの大きいベッドを買ってしまった、なんてことになったら・・・それ、本当にその後もずっと使えますか?
せっかくなのだから、長く使えるお気に入りのベッドを手に入れるため、ちょっとだけ一緒に勉強してみましょう!
そこで今回は、これからベッドを新調したいと考えているお2人に向けて、ベッドのサイズについてや話し合いや選び方のポイント、カップル・夫婦におすすめベッドについて紹介していきたいと思います。
カップル・夫婦におすすめなベッドはダブル?シングル?
まずはベッドのサイズを知ろう
出典:楽天市場
セミシングル
ベッドのサイズの中でベビーベッドや子ども用のベッドを除いて1番小さなサイズとなります。
寸法は大体70~98未満×195cm。
寝返りするのにぎりぎりの幅のコンパクトなベッドで小さなワンルームマンションのお部屋や狭小住宅用、女性や子ども用としてはおすすめな小さめサイズとなっています。
シングル
寸法は98×195cm。
6畳程度の1人部屋、寝室におすすめなサイズになっています。
一般的な1人用のベッドです。
セミダブル
寸法は120×195cm。
広さにゆとりのある寝室であるならシングルよりこちらのサイズもおすすめですよ。
2人で使用することもできるサイズですが、2人で寝るにはちょっと狭いかも?
1人でゆったりと眠りたい人や体格の良い人はシングルよりセミダブルがおすすめです。
ダブル
寸法は140×195cm。
夫婦でも購入される人が多いサイズであり、1人で使うととかなりゆとりがあるので好きなだけ寝返りを打ってぐっすり眠ることができるでしょう。
クイーン
寸法は160×196cm。
寝室の広さに余裕がある人にはクイーンサイズくらいあれば夫婦それぞれに眠るスペースがしっかり確保できます。
狭さを感じることはまずないでしょう。
キング
180×195cmというベッドの中でも最大級のかなり大きなサイズのベッドです。
夫婦の間にお子さん1人を挟んで寝てもゆとりが持てるサイズです。
ベッドの種類とそのメリットとデメリットを知ろう
出典:楽天市場
ハイベッド
ベッド下に広い空間を設けることができるロフトベッドや脚が長くベッド下に収納スペースを設けることができるベッドのことをハイベッドと呼びます。
高さがある分ベッド下というデッドスペースを収納として使えたり、隠れ家的に使えたりもして楽しいですし、暖かい空気は上に流れるためベッドの上で過ごす分には暖かく快適に感じることができます。
しかしその反面夏場は熱く感じますし、天井からベッドが近い分圧迫感も感じます。
またその高さ故に転落の危険性や睡眠中の布団の落下、ベッドメイクの面倒さなども挙げられるので、購入するときは実際に使用している自分と自分の部屋をよくイメージしてから購入すると良いですよ。
ローベッド
ベッドの脚が短く、高さがないベッドをローベッドと呼びます。
床からベッドまでの距離が少ないのですが、ベッド下が収納になっているタイプのローベッドもありますよ。
ローベッドは高さが低いので落下時の衝撃が少なく、圧迫感が少なく部屋が広々として見えるのもおすすめポイントと言えるでしょう。
デメリットとしてはマットの下の掃除をするのにマットとその下のすのこを持ち上げ、掃除をする必要があるという手間の多さが挙げられます。
また、ハイベッドに比べると床からの距離が近いので通気性にはやや不安が残ります。
フロアベッド
1枚板の上に布団を敷くイメージのベッドで、足つきと足なしがあります。
床板に落とし込みがありすのこになっていても、ローベッドと同じく通気性はハイベッドに比べるとあまり期待できないので、除湿シートなどを敷いて対策するとよいですよ。
敷布団を敷いて寝れる点や落下時の怪我の危険性が少ないのもおすすめポイントですし、お洒落な製品が多いのも嬉しいポイントです。
フレームの中にマットレスを収納して使用するタイプのものもありますよ。
2人で寝る?別々で寝る?
カップルなのだから、2人で並んで同じベッドで眠りたい・・・それももちろんアリ。
同じベッドで眠ると2人の親密度、幸福度があがります。
また現実的な話をすると、寝室でのベッドのスペース確保の問題で、シングル2つを置くよりもダブルひとつを置いた方が省スペースで済みます。
しかもベッドを2台別々で購入するよりダブルベッド1台の方がリーズナブルにもなりますよね。
しかしシングルベッドを並べて2つ置くことにもメリットはあります。
スペース的に広さが必要になりますし費用的にも高くつきますが、生活時間が違う、どちらかが神経質で眠りが浅く目が覚めやすいなど「眠ること」への小さなストレスを軽減する、積み重なることを阻止することもできたりします。
まずは2人で話し合おう 相談する5つのポイント
①一緒のベッド?それとも別々?
先述しましたが、まずはこのポイントを話し合いましょう。
この点が合致しており、カップル、夫婦の間に意見の食い違いがなければあとはダブルかシングルかスムーズに選ぶことができます。
ですが意見が一致したとしてもちょっと待って!
今の生活、今後のことまでよく考えてから答えを出してみてください。
体格の面でも並んでダブルで眠るのは厳しいのでダブル以上のサイズでないと実はNG!というカップルももちろんいます。
ダブル以上のサイズのベッド、寝室に置けるだけのスペースありますか?
こうした寝室の広さもベッドのサイズを選ぶ基準になるので、同じベッドで眠るのか、別々で眠るのかについては2人の間でしっかり決めておきましょうね。
②2人の生活リズムを確認しよう・・・同じベッドで大丈夫?
どちらかが夜勤のある生活をしていたり、出勤時間が違うなどで就寝時間や起きる時間に差がある場合、ダブルベッドなどつながった同じベッドで眠っていると相手に気を使ったり使わせてしまったりでお互いに疲れてしまうことがあります。
極端に生活リズムが違う場合はダブルベッドは避けてシングルにする、また、このあとご紹介するシングルベッドを連結して使うタイプのベッドにして使ってまずは生活してみるなどの工夫が必要になります。
③2人の性格の違いを確認・・・喧嘩になるその前に!
眠れない、起きる時間じゃないのに起こされるというのは積み重なると大きなストレスに繋がります。
寝返りや歯ぎしり、いびきなどは相手に悪気がなく無意識な分ある意味防ぎようがありません。
他にも寝るときの明るさの好みだったり、マットレスの硬さの好みであったり、逆に相手を気にしすぎて眠れなくなってしまう人もいるのだそうですよ。
密着して眠るのも2人の親密さを高めます。
しかし円満な2人の関係を保つためにも、あえての別々という選択肢もアリなんです。
④子どもを持つ予定がある?
子どもは授かりものですので、実際に生まれるかどうかはわかりません。
ですがその予定があるかどうかは確認しておいた方がよいでしょう。
ベッドを最初から夫婦別々にしておけば、子どもが生まれた後に添い寝の為にベッドを新調する必要がなくなります。
⑤引っ越しの予定は?
大きなサイズのベッドは搬入と搬出も手間がかかります。
大きいサイズそのままを部屋から運び出すのは、プロの引っ越し業者でもなかなか大変です。
今お住いの場所から引っ越しの予定があるのなら、やはりシングルサイズのベッドがおすすめとなります。
ダブル以上のサイズのベッドの場合はフレームを組み立てた後でも解体できるものがおすすめです。
それでも並んで寝たいカップルはどうしたらいい?
「それでもやっぱり別々で寝るのは味気ないよね・・・」
わかります。データ上の割合では別々で寝る人が多いのだとしても、せっかくの同棲、せっかくの新婚生活。
安眠したいし親密さも高めて2人の生活を楽しみたいものですよね。
ですが現実的にはシングルベッド2つの方が便利・・・!
迷ってしまう気持ちもわかります。
だってとある調査によると、30代で夫婦別室で寝ている人の割合は同じ部屋の中で別々の寝具で寝ている人まで含めると全体の半分以上、約67%にも上るんです。
その割合は年齢が上がるごとに上がっていきます。
やっぱり一緒の部屋で眠りたいと思っても、眠りの質や生活リズム、体のことやお子さんのことなど様々な理由で別々に眠る方が都合がよい、というのも現実の話。
やっぱり、どちらを買うか迷ってしまいますよね。
迷える2人におすすめなベッドはズバリ連結ベッド!
出典:楽天市場
迷える2人の救世主、その名も「連結ベッド」。
単純に2台のシングルベッドをくっつけているのではなく、2台のベッドをずれないように連結用のパーツでくっつけていたり、2つのマットレスをくっつけて連結させているベッドなんです。
なので連結したベッドの上にダブル用のマットレスを置いたり、夫婦別々のマットレスを使い1枚のボックスシーツをかけたりと使い方は自由自在。
また、この連結ベッドはお子さんが生まれた時にも便利です。
添い寝が必要なうちは連結させて眠り、必要なくなったら分解させて単体のベッドとして使えれば買い直しの必要がなく無駄がありませんよね。
カップル・新婚用でシングルサイズのベッドを購入するときは連結機能のあるシングルベッドを選ぶのがおすすめです。
サイズ別おすすめ商品
シングル
家族揃って布団で寝られる連結ローベッド 〔ファミーユ〕 ベッドフレームのみ シングルサイズ 同色2台セット
出典:楽天市場
こちらの製品はペットがいたり、お子さんが生まれても安心なロータイプ。
サイズはシングル1台分で101×212×H41cm。
シングルサイズのローベッドのウォールナットまたはナチュラルの2色の中から1色選んで2台で購入できるお得なセットとなっています。
固定金具でベッド2台をしっかり固定して段差なく連結することができるので、ずれずに隙間もできません。
また必要に応じてセパレートできるのでお子さんの成長、生活環境の変化、お部屋の模様替えや引っ越しの間取りに応じてくっつけたり離したりと使い分けることができるのは嬉しいポイントです。
段差がなくフラットな構造となっているので、ベッドに高さを出したくない時は敷布団を直接敷いて使用することもできますよ。
便利な2口コンセントには埃防止シャッターがついていて安心ですし、床面には格子状に補強を入れてベッド全体に掛かる荷重を支えます。
フレームもゆがみが出にくいように2重構造となっており、センターでしっかり留めてありますよ。
連結 ベッド 収納付き ワイドキング200(S+S)
出典:楽天市場
サイズは97x210xH69cmが2台分。床板までの高さは約24cmです。
シングルサイズのベッドを連結させて置くと、どうしても気になるのが収納。
ベッドにスペースを取られてしまうので、なかなか収納家具を置くことができなくなります。
こちらのベッドは2杯のキャスター付き引き出し収納がついているので、収納家具としてもかなり頼りになりますよ。
連結させて広々と使えるだけでなくもちろんセパレートも可能なので、ライフスタイルや家族が増えた時などに合わせて形を変えて長く使っていくことができるベッドフレームです。
2口コンセント付きで睡眠中のスマホやタブレットの充電も可能。
メラミン樹脂加工板仕様で安価な紙張りの合板より丈夫で、水や傷や汚れにも強く、各フレームは金具でしっかり固定されているため、耐荷重量はシングルサイズでなんと120kgまで耐えることができます。
カラーバリエーションはシックなブラックと落ち着いたブラウンの2色から選ぶことができ、部屋のイメージに合わせておしゃれなものを選べるのは嬉しいですね。
blissa 連結式ローベッド ワイドK200(フレームのみ)
出典:楽天市場
こちらは連結式のシングルサイズ(106×215×H45cm)が2台セットになったローベッドです。
同じタイプのベッドがシングルサイズのほかにもセミシングル、ダブル、セミダブルがあり、これらを組み合わせることで最大280cmまでのキングサイズのベッドを超える超ビッグサイズのベッドを作り出すことも可能になります。
そのため、4人家族までならご家族そろって伸び伸びと同じ寝室で眠ることもできますよ。
ヘッドボードとフットボードをしっかり金具で固定するので寝相の悪いお子さんがベッドで暴れてもベッドがずれることもなく安心。
必要なくなったらもちろん分割して使用もできるので、こちらも生活スタイルの変化に合わせて使いこなすことができるタイプのシングルベッドです。
コンセントは1口となっていますが、お部屋のレイアウトに合わせてコンセントの位置を左右どちらにも変えられる仕様となっています。
強化樹脂で仕上げてあるのでお掃除も楽にできますし、たとえ子どもにシールやガムテープを貼られてしまっても、さっと剥がして元通りになります。
ダブル
LYCKA2 リュカ2 ダブルベッド
出典:楽天市場
木の丸みを帯びた優しい印象のダブルベッドです。
ヘッドボードには左右それぞれ自由に点灯できる優しい照明と、スマホとタブレットを立てかけて置ける便利なコンセント付き。
ヘッドボードのデッドスペースには雑誌などを収納できるオープンスペースもあり、機能性も抜群です。
さらにベッド下のデッドスペースも2杯の便利なキャスター付き引き出し収納がついており、しっかり有効活用できます。
湿気がこもりがちな床板はすのこ仕様で通気性にも気を配り、フレームには木目仕様のメラミン樹脂シートを使用しているため汚れや粘着、傷に強く長期間の使用にも耐えることができるでしょう。
ベッドのサイズは140×204.1(床板長さ196)×H58(床面高26.3)cmです。
FORM LOW BED ローベッド ダブルサイズ
出典:楽天市場
おしゃれでリラックスできそうなくつろぎスタイルがお好きなお2人には、こちらのロースタイルのダブルベッドもおすすめですよ。
空間が広く見える高さの低いステージタイプのローベッドです。
ローベッドは床に近いので湿気や熱気がこもりがちになるので、床はすのこ式で心地よく。
組み立て式となっていますが、サイドフレームとヘッドボード、反対側のフットフレームを六角レンチで止めるだけの簡単組み立てとなっているので誰でも簡単に作業ができますよ。
サイズはダブルサイズで155×218×H66cm。マットレスを置く部分の幅は135cmとなっています。
便利な専用マットレス付きも選べるので、マットレスに迷っていたら同時に購入するのもアリですよ。
まとめ
同棲、新婚、2人用のベッドを新調する時、サイズに迷ってしまいますよね。
より良い眠りの質を求める、引っ越しや妊娠・出産など生活の変化への対応、2人の仕事の状況など、様々な状況を考えるとシングルベッド2台を買うのもおすすめ。
年齢が上がるごとに同じ部屋でも別々のベッドで眠る割合が増えるというデータもあります。
ですが値段や部屋の広さなどを考えるとダブルベッドも捨てがたいです。
2人で同じベッドで眠るのは親近感や親密度が増し幸福度が上がるのだそうですよ。
どちらもおすすめなのですが部屋のスペースに余裕があるのなら、同じシングルベッドを2つ連結して使うことができる連結式のシングルベッドを購入するのもおすすめです。
金具や専用のパーツでフレームごとくっつけておけるので、子どもがベッドの上で暴れたとしてもベッドがずれることなく安心です。
また、状況に合わせてベッドを分離させてそれぞれ個別にシングルベッドとして使える利便性の高さも大きなおすすめポイントのひとつです。
このように、2人暮らしのベッドひとつを選ぶのにも、2人の意見が一致していることが何よりも大切。
2人の間で何を大事にしてベッドを選びたいかをまず決めてから、製品を選ぶようにしましょうね。
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